未来のまち考えよう 五輪スタジアム設計、隅研吾さん講演 鎌倉市制80周年

建長寺山門=鎌倉市山ノ内

 神奈川県鎌倉市は2020年1月25日、市制80周年を記念し、未来のまちづくりについて考えるシンポジウムを建長寺の大広間「応真閣」(同市山ノ内)で開く。東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場の設計を手掛けた建築家の隈研吾さんが講演する。

 シンポジウム「NEW OLD KAMAKURA~伝統を守るため、革新に挑む」は、隈さんの基調講演や、有識者らのパネルトーク、参加者によるグループディスカッションの3部構成となっている。

 隈さんは私立栄光学園中学高校(同市玉縄)の出身で、11月には市の要望に応じてまちづくりの助言をする都市政策専門員に選ばれている。講演では「これまでと、これからの鎌倉」をテーマに語る。

 パネルディスカッションでは、隈さんや有識者が登壇。参加者がグループごとに分かれ、災害や交通・観光などの分野で、テクノロジーを生かしたまちづくりについて話し合う分科会もある。

 午後1時~4時15分。無料(拝観料は必要)。定員200人で、希望者多数の場合は抽選。申し込みは27日までに、市のホームページから。問い合わせは、市都市計画課電話0467(61)3408。

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