学校宛て優待券、フリマアプリで転売か 横須賀市立小教頭

横須賀市役所

 神奈川県横須賀市立小学校の50代の男性教頭が学校に送られてくる展覧会などの無料券や割引券などをフリーマーケットアプリに私的に出品し、売却していた疑いがあることが23日までに分かった。市教育委員会や県教育委員会が調査している。

 関係者によると、教頭は数年前から、外部から学校に対し送られてきた美術館や博物館での展覧会やスポーツ観戦の優待券、割引券をアプリに出品して、金銭を得ていた疑いが持たれている。児童が授業で使う教材の見本品を売りに出した疑いもあるという。

 今秋、内部通報で問題が発覚。市教委は教頭をはじめ関係者から事情を聴くなどして調べている。教頭は現在、休暇を取っているという。

 任命権を持つ県教委は神奈川新聞社の取材に対し、「個別具体の案件についてはお答えできない。懲戒処分が出る場合はしかるべきときに会見する」としている。

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