UEFAチャンピオンズリーグは、現在グループステージ全日程が終了し、決勝トーナメントの組み合わせも発表された。
そこで今回は『Who Scored』より、グループステージでの5つのデータから、それぞれ突出した成績を残した選手を選んでみた。
ロベルト・レヴァンドフスキ
得点
レヴァンドフスキは今季のCLグループステージで得点ランキングトップに立ち、決勝トーナメントを迎えることとなる。
大ブレイクしたザルツブルグのハーランドをも抑える5試合10ゴールというスタッツは圧巻であり、中でも第5節、敵地であるセルビアのベオグラードへ乗り込んだレッドスター戦では、4ゴールと大暴れし、ストライカーとしての貫禄を見せた。
次の相手、チェルシーからもゴールを奪えるか注目だ。
アルチョム・ジュバ(ゼニト)
エアバトル
ゼニトでプレーするロシア人ストライカー、ジュバ。
今季のCLの結果はグループステージ最下位に終わり、EL出場も逃してしまったゼニトだが、その中で中心選手として気を吐いた。特にエアバトルの勝利数では、平均7.8回を記録し、ターゲットマンとしては圧倒的な数字を残した。
ちなみに過去にローン移籍した際に、保有元ゼニトとの対戦で自腹で高額違約金を払って出場、ゴールを挙げるという離れ業を決めた。
トニ・クロース(レアル・マドリー)
キーパス
CLグループステージで最も多くキーパス、即ちアシスト未遂を記録したのはレアルのパスマスター、クロースだ。
アシスト数1本に対し、平均4.4回と多くの決定機を演出した。アシスト数で上回っている選手は多いものの、キーパス数では突出したスタッツを残したと言えるだろう。
1位通過をPSGに譲ったレアルの次の相手はマンチェスター・シティに決まった。ベスト16屈指のビッグマッチでクロースのプレーに期待がかかる。
リオネル・メッシ(バルセロナ)
ドリブル
グループステージにおいて、ゴールやアシストではさほど目立たなかったメッシだが、ドリブル数では素晴らしいスタッツを叩き出している。
チェルシーの名手ウィリアンの平均4.5回を大きく上回る7.8回は最も多い数字であり、最強ドリブラーであることを証明した。チーム全員のクオリティが高いバルセロナだが、決勝トーナメントでもこの男の個人技は不可欠だ。
果たしてナポリはメッシが止められるのだろうか。
ニコラス・タグリアフィコ(アヤックス)
タックル
昨季のアヤックス躍進の立役者であるタグリアフィコ。
今季は結果的にグループステージ敗退となってしまったが、このアルゼンチン代表左サイドバックはタックル数で平均4.5回を記録し、守備面でチームを支えた。グループステージ3位だったことでEL決勝トーナメントへ回ることとなるアヤックスは、一回戦でヘタフェと対戦する。
リーガでも好調なチームを相手にタグリアフィコの活躍が期待される。