テレQ「グルメドラフト」4回目はカレー! 意外な人物が緊急参戦したチャレンジ企画も

テレQ(TVQ九州放送)で2017年7月8日に第1回が放送された特番「グルメドラフト」。福岡を代表するグルメリポーターたちが、特定のメニューに関するお薦めの5品を、プロ野球のドラフト会議風に発表していくバラエティーだ。これまでうどん、ラーメン、ギョーザをテーマに企画され、2020年1月4日午後6時25分から、4回目となる「グルメドラフト2020 福岡最強のカレーベスト5」を放送する。

その収録が12月某日、同局内のスタジオで行われた。技術スタッフのほか、見知ったプロデューサーや編成局員の姿も数多く見受けられ、特に力が入った番組であることが伝わってくる。経済番組「ぐっジョブ」(土曜午後2:30)用をアレンジしたというセットの中へ出演陣が現れ始めた。進行はパラシュート部隊・矢野ペペと角野友紀。中澤裕子はリポーター4組の中から「最強」を決定する、ご意見番的な役だ。5品を“指名”するリポーターはブルーリバー、中上真亜子、杉山39、パラシュート部隊・斉藤優で、第1回から全員変わらない。

互いの指名傾向を熟知しているからこその駆け引きが1巡目から展開される。ボケとツッコミを混ぜながら王道の店を挙げるブルーリバー。ラーメンとギョーザで「最強」を獲得した2連覇中の中上。特定の地域に強い杉山。意外性ある指名でスタジオ内をざわつかせる斉藤。おいしそうなカレーはもとより、彼らの巧みなトークも、この番組の魅力なのだ。“うまい”料理としゃべりを正月の放送でお確かめを。

収録前、番組プロデューサーの高木正制作部長に話を聞いた。

──今回、カレーをテーマにした経緯は?

「福岡の名物(うどん、ラーメン)のあとギョーザときて、最近お店が増えているカレーにしようかと。ムックが出ていたりだとか、いろんなタイプの店も出ていたり、話題性もありますので」

──番組では4組のリポーターが指名入札(紹介)しますが、制作側として想定している店があるのですか?

「そうですね。過去に取材した分を含めて、どこのお店が指名されてもいいように、かなりのVTRを用意しています。事前に(リポーターに)聞いているわけではないです」

──ドラフト形式というのが面白味の一つ?

「そうですね、ドラフト形式ですので早い者勝ちというところと、戦術じゃないですけど(他者との駆け引きで)自分の取りたい店で行くのか、(他者に)取らせたくないから巡を早めようかと、そういうところを(出演者は)考えてくれていると思います」

──リポーターも、好きな店を取りたいでしょうからね。

「最強の5軒を挙げるわけですから、味やタイプなどのバランスとかもあるでしょうね。メンバーも過去3回と同じですので、相手の出方なども分かっていると思います」

──今回の見どころを。

「多分、魅力的なお店の映像が出てきますし、今回は年始の1月4日に放送されますので『お節もそろそろ』という時期にお出かけになる参考にしていただければと」

また、番組では若手芸人たち6組が、カレーの映像を見ただけで店名を答えるチャレンジを実施。完全制覇を目指して奮闘する。そして「博多ニュース」では、この企画にサプライズの出演者が緊急参戦した(取材時には収録済み)という情報を入手。「福岡、カレー」とくれば「ああ!」と納得する視聴者も多い、その驚きの人物とは?

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