今村、中村投手ら小学生と交流 憧れのプロから野球の基本学ぶ

子どもたちの投球フォームをチェックする広島の今村投手(左)=平戸市総合運動公園ライフカントリー赤坂野球場

 「第10回プロ野球長崎県人会スマイル少年野球教室」が26日、平戸市総合運動公園ライフカントリー赤坂野球場などで行われ、広島の今村猛投手や今季プロ初勝利を挙げたロッテの中村稔弥投手(ともに清峰高出身)ら地元ゆかりの選手と子どもたちが交流した。
 県内、佐賀県の小学生14チーム計150人が参加。今村、中村両投手のほか、阪神の江越大賀外野手(海星高出身)と川原陸投手(創成館高出身)、ソフトバンクの松田遼馬投手(波佐見高出身)、元オリックスの宮崎祐樹外野手(長崎日大高出身)、ロッテの堀幸一コーチ(海星高出身)の計7人が指導した。
 子どもたちはキャッチボールの後、投球と打撃に分かれて練習。選手らから球の握り方や上半身の使い方、打撃は下半身にしっかり力を入れて打つ、素振りを欠かさない-など上達のポイントを優しく教わった。平戸鬼洋蝶少年野球クラブの前田将志主将(平戸小6年)は「習ったことをしっかり練習に生かし、将来はプロを目指したい」と目を輝かせた。
 一生懸命な子どもたちの姿に選手も元気をもらった様子。川原投手は「自分も野球教室に参加したことがあり、懐かしい気持ち。来季はファームでいい成績を残し、その後も結果を出せるようにしたい」、中村投手も「1軍で勝ち星を多く挙げて、名前と顔を覚えてもらえるように頑張る」と来季の飛躍を誓っていた。

バットを手に打ち方を教える阪神の江越外野手=平戸市総合運動公園ライフカントリー赤坂野球場

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