J1王者の横浜Mは27日、来季の新戦力としてC大阪のMF水沼宏太(29)=176センチ、72キロ=を完全移籍で獲得したと発表した。地元・横浜市出身の水沼は約10年ぶりのクラブ復帰となる。
水沼は豊富な運動量と右足の正確なキックが武器のサイドアタッカー。プロ12年目の今季はリーグ戦31試合に出場し、自己最多タイの7得点をマークしていた。
横浜Mには中学生年代から在籍し、2007年に当時17歳でリーグ戦デビュー。元日本代表の父・貴史氏(現サッカー解説者)と親子2代のマリノス選手としても注目され、翌08年にトップチーム昇格を果たした。その後は10年途中に栃木へ移籍。鳥栖、FC東京と渡り歩いたあと、17年からC大阪でプレーしていた。
横浜Mを通じて発表したコメントは次の通り。
「横浜F・マリノスに関わる全ての皆さん。セレッソ大阪から加入することになりました水沼宏太です。2019年Jリーグチャンピオンのマリノスの仲間に加えて頂きとてもうれしく、感謝しています。またトリコロールのユニフォームを着て戦えることが今からとても楽しみです。自分らしくポジティブに、ひたむきに全力でマリノスのために戦いたいと思います。目標達成に向けて、一緒に戦いましょう!!よろしくお願いします」
クラブは同日、J2徳島のMF杉本竜士(26)=164センチ、60キロ=とJ2金沢のDF山本義道(24)=185センチ、73キロ=をともに完全移籍で獲得したと発表。GK杉本大地(26)=寒川町出身=が来季J2の磐田へ、MF中川風希(24)がJ2京都へそれぞれ完全移籍することも決まった。