写真はイメージです
「2ヶ月の里子が寝ないから、怒鳴って揺さぶって押さえつけた」といった内容のブログに「虐待」という声が殺到しています。通報も相次いでいる中、ブログの投稿者は『虐待ですかね?』とコメントし、自覚などは全くない様子です。
問題のブログでは、投稿者とその旦那、そしてまだ2ヶ月という里子との生活が赤裸々に綴られていました。25日の夜に投稿された記事では、かなり乱暴な寝かしつけの様子が明かされています。
ある夜、旦那に起こされ、里子が泣き止まないと助けを求められたという投稿者。
親としては、そのような事態にまず原因を考え解決策を模索するのが通常のように思いますが、投稿者はまだ2ヶ月の里子に対し、怒鳴って揺さぶるという行動をとったといいます。
さらに、時計を見せながら『いいですか! 本当は、8時に「お休みなさい」ですよ! 短い針が8! 長い針が12! でも、見なさい! 今は、短い針が12! 長い針も12! 過ぎてます。4時間も時間が過ぎています。とっくに寝る時間です。寝ます! 今すぐ寝ます! 寝なさい!』などと言い聞かせたそうです。
そんなことを2ヶ月の赤子が理解できるはずもなく、里子は再び手足をバタバタさせながら泣き出しました。
すると、投稿者は『バタバタさせる手足を、全身で押さえつけ、ぎゃあぎゃあ泣く口は、旦那に持ってこさせた哺乳瓶の乳首でふさいだ』と更に乱暴な行動に出ます。
それを見かねた旦那が「代わるよ」と言うのも無視し、ひたすら押さえつけて「寝ます」と低い声で言い続けたようでした。
この一連の言動の間には『ふつうは、お母さんが温かい腕で抱いて優しい声で子守唄でも歌うんだろうに』といった考えもよぎったにもかかわらず、それを実行することはなかったようで、結局20分ほど里子を押さえつけて寝かせたようです。
そしてその日以来、泣く頻度が多くなってしまったという里子。加えて、旦那も投稿者の真似をして、里子の全身を押さえつけて寝かせるようになったといい、状況は悪化する一方のようです。
ブログの最後は『年末年始、旦那家に帰省があるのだが。これを義家族の前でやるのか。あーあ』といった言葉で締めくくられていました。
このブログに対し「虐待」という批難の声が殺到し、コメント欄には「今すぐ、赤ちゃん私たちには無理ですと返してあげてください」といった声をはじめ、
「あなたのされていることは立派な虐待です。まだ2ヶ月の赤ちゃん。眠る時に抱っこされて安心して寝ついてくれた時のお顔の愛おしさったらないです。それをおさえつけて口を塞ぐ? 時計を見せて怒鳴る?? 2ヶ月の自我もまだない赤ちゃんに??」
「血の繋がっていない赤ちゃんのことなんてどうでもいいんでしょうね」
「読んでいて涙が出ました、赤ちゃんの気持ちに少しでいいので寄り添ってあげて下さい。気持ちに余裕がもてないなら、赤ちゃんの為にも貴方やそのご家族の為にも里親は辞退された方がいいと思います。心配です」
「通報しました。全てが嘘でありますように。本当であれば虐待です。」
「赤ちゃん育てる資格ないですよ。はっきり言ってこんな人に赤ちゃん預ける児相が存在していることにびっくりです。多くの人が通報してるようですし、特定されて赤ちゃんがこの人から離されますように」
といった厳しい声が寄せられています。
この事態に対しブログの投稿者は、
『虐待ですかね? 虐待なら、やめたいと思います。すみませんでした』
などとコメントしており、自身の行動に「虐待」という認識は特になかった様子でした。ブログを見た人からは通報も相次いでいるようですが、なにより里子の安全が確保されることを祈るばかりです。(文◎絹田たぬき)