「来年、戻れてうれしい」 浸水被害の小学校が“間借り”の校舎で終業式 感謝込めて教室を清掃 新学期から元の校舎へ 長野

 長野市・長沼小学校の2学期の終業式。先月から教室を借り授業を行ってきた柳原小学校で行われました。

教室を借りていた柳原小で終業式を行う長沼小 (長野市 27日)

 長沼小学校は、千曲川の堤防決壊により1メートル90センチほど水に浸かりました。この影響で1ヵ月半余り、近くの柳原小学校で授業を行ってきましたが、仮設校舎が完成したため、来年の新学期から長沼小に戻ります。

♪ 「ありがとうの花」

 きのう27日に開かれた「お別れ会」では、お世話になった柳原小学校の児童に感謝を伝えました。

そしてきょう...。

長沼小 ・北沢克敏校長:

「柳原小学校での生活はきょうで最後。お世話になった教室、廊下をきれいにしてこの学校を終わりにしましょう」

借りていた教室を清掃 

 式の後、児童たちは、感謝の気持ちを込めて教室の隅々まできれいにしました。

5年生:

「感謝を込めてやりました」

 児童たちは「通知表」を受け取りあす28日から、いよいよ冬休みです。

2年生:

「おばあちゃんの家に泊まって、いっぱい楽しいことする」

「おせち食べる。おばあちゃんとお母さんが作ってくれる」

 3学期は来月8日から。被災からおよそ3ヵ月ぶりに長沼小に戻ります。

5年生:

「柳原小を離れるのはさみしいけど、長沼小に帰れるのはうれしい」

「(3学期は)勉強もしっかりやって発言も積極的にできたら」

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