帰省ラッシュ本格化 土産を手に笑顔で長崎へ

帰省客らで混み合うJR長崎駅=28日午前11時54分、長崎市尾上町

 年末年始を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが28日、本県で本格化した。長崎市尾上町のJR長崎駅では、スーツケースや土産を手にした帰省客、出迎える家族らの姿が見られた。Uターンは1月4日にピークを迎える見込みという。
 JR九州によると、博多発の特急自由席の最大乗車率は午後4時半現在、長崎行き「かもめ」が110%、佐世保行き「みどり」は100%に達した。全日本空輸と日本航空の東京や大阪からの到着便、九州商船の長崎発五島行きジェットフォイルは、いずれも終日ほぼ満席。各交通機関は31日にかけ混雑が続きそう。
 かもめで長崎駅に着いた佐賀県唐津市の小学5年、米川凛さん(11)と妹來七(れいな)さん(8)は、祖父の井手一穂さん(68)が住む長崎市へ初の2人旅。出迎えた井手さんは「成長したな」と目を細め、姉妹は「アナ雪(アナと雪の女王2)の映画を見たい」「ハンバーグを食べたい」と笑顔を見せた。

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