「支援を止めるわけにはいかない」 〝寿越冬闘争〟始まる

コートや手袋、肌着などに人気が集まった「寿越冬闘争」のバザー=横浜市中区の寿公園

 路上生活者や生活困窮者を年末年始に孤立させないための活動「寿越冬闘争」が28日、横浜市中区の寿地区で始まった。この年末年始は行政機関が28日から来年1月5日まで9連休に入ることから、ボランティアや専門家らが手厚い支援を担う。

 拠点の寿公園では初日、全国からの寄付品を扱ったバザーが催され、防寒着や新品の肌着に人気が集まった。30日から来月5日まで炊き出しを無料で振る舞うほか、各種相談に応じる窓口を開設する。

 活動は、寿日雇労働者組合や寿支援者交流会など7団体で構成する実行委員会が主催し、今回で46回目を数えた。実行委事務局長の高沢幸男さんは「9連休だからこそ、支援を止めるわけにはいかない。少しの時間でもいいのでボランティアに加わってほしい」と支援する側の参加を募っている。

 問い合わせは実行委事務局の寿生活館電話045(641)5599。メールアドレスは(orijin@mvb.biglobe.ne.jp)。

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