森保監督 故郷で白星飾る

握手して交代出場の選手を送り出す森保監督(右)=トラスタ

 森保監督がU-22日本代表を率いて初めての故郷での試合をゴールラッシュで飾った。11月のコロンビア戦は課題を残す内容で敗れていただけに「練習のときから長崎の皆さんが温かく、熱く応援してくださった。何よりも勝利を届けることができてうれしい」と笑顔を見せた。
 4人の初招集組をはじめ、これまで出番の少なかった選手を中心に選出。フル代表にもこの年代を数多く試しながら、五輪本番に向けてベストな陣容を探っている。チャレンジの要素が多い中で勝利にこだわり、内容でも進歩を示した。「チームとして最善の準備ができて、サブの選手たちも試合を活性化させてくれた」と手応えを口にする。
 今年最後の試合を完勝で締めくくり、息つく間もなく次はU-23アジア選手権(1月8~26日・タイ)に挑む。29日に長崎市内でメンバーを発表する予定だが、会心のジャマイカ戦を受けて「非常に選考が難しい」と悩ましそうだった。

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