【機内食ルポ】アシアナ航空エコノミークラス「仁川国際空港〜フランクフルト国際空港・シャルルドゴール国際空港」

飛行機の旅での楽しみは「機内食」。様々な国の料理が味わえるちょっと特別な時間です。筆者は旅行に出る前から機内食は何が出るのかを必ず調査します。今回は、仁川国際空港から出発するヨーロッパ便(往路:フランクフルト行、復路:パリ発)のアシアナ航空エコノミークラスで往復の機内食をレポートします!

往路は総2階建ジェット機のA308でフライト!

今回、筆者が利用したのは韓国 仁川空港から出発するヨーロッパ便です。日本から韓国まで約2時間半のフライトを経て、仁川に到着。数時間のトランジットの後、約10時間ほどのフライトになります。なぜこの便を選んだのかというと、乗り継ぎはあるものの、日本の直航便よりもかなり安かったから!韓国経由は穴場でした。

往路の使用機材はエアバス社の「A380」。以前のレポートでも紹介した(https://tabizine.jp/2019/02/05/234831/)世界最大の総2階建のジェット機です。以前乗って以来、乗り心地の良さに気に入っていたので、ロングフライトで乗れるのは嬉しいですね。

今回も2階の席をチョイス。もちろん、2列席の窓側です。2階のエコノミークラスの座席は数が少ないので、1階よりも静かに過ごせるのが嬉しいところ。座席も2-4-2なので圧迫感も少ないのです。座席ピッチもゆったりしています。

2階の窓際の特権の荷物入れ。ロングフライトだと荷物の出し入れが大変なので、ブランケットや上着、ペットボトル、歯ブラシなどの身の回り品はここにまとめて入れちゃいます!おかげで、前面のポケットに入れないで済むので、足元が広く使える!

長距離便の場合、使い捨てのスリッパと歯ブラシのセットが配られます。ありがたいです。

早速、ドイツまで約10時間のフライトのスタートです!

本格的な韓国料理が食べられる機内食

アシアナ航空の機内食は、本格的な韓国料理が食べられることで有名です。一体どんな機内食が出るのでしょうか?

【韓国 仁川国際空港 → ドイツ フランクフルト国際空港 アシアナ航空機内食(往路)】

出発してから約2時間後、1食目の機内食の時間です。機内食は2種類からチョイスできますが、筆者は「プルコギサムパブ」を選びました。これを食べるのが楽しみだったのですから!サーブされると、白い陶器の器に、葉野菜が入っていました。

配られたカードに今回のメニューの「プルコギサムパブ」の説明があります。それによると「おいしくて栄養価のある伝統的な韓国料理」なのだとか。

葉野菜などを開けてセットするとこんな感じになります。他のおかずもキムチや味噌チゲなどでちゃんと料理に合ったものがセットされています(パンやケーキがなくてよかった…)。

葉野菜は、白菜やエゴマの葉、サンチュなど様々な種類のものが1枚ずつ入っていました。みずみずしくて新鮮です。

こちらはプルコギ。薄切り牛肉に甘辛い誰に漬け込んだ韓国の肉料理です。こちらに白いご飯がセットされていました。

おかずは、目の前でお湯を注いでくれる味噌チゲ。キムチ、サムパブにつける味噌サムジャン、卵焼きです。

サムパブの食べ方はカードに書かれているので、こちらを参考にしてください。とにかく、葉っぱにご飯とプルコギなどを乗せて巻いて食べるという感じです。

説明の通りに作って食べると、とても美味しい!機内食とは思えないです。今までいろんな機内食を食べてきましたが、一番美味しい機内食かもしれません。それくらい感動しました。量もちょうどよく食べ過ぎることなく、完食しました。

往路の2食目は、到着約2時間前に。ここでも韓国料理をチョイス。キムチポックンパッ(焼き飯)です。韓国料理なのにパンとケーキがついているのが少し悩ましいですが(笑)

キムチポックンパッは目玉焼きとチーズも乗っかってて、なかなかのボリューム。焼き飯は思ったよりも辛くて、しっかりキムチの味がしました。

【フランス シャルルドゴール国際空港 → 韓国 仁川国際空港 アシアナ航空機内食(復路)】

復路便も1食目は本格的な韓国料理が食べられると聞いていたので、楽しみにしていました。機材はA380ではなかったのは残念でしたが。離陸してから2時間後くらいに1食目の機内食です。ビビンパをチョイス!何も入っていない白い器と、メインのパッケージです。これがビビンパ?

カードに作り方が書かれていました。なるほど、白い器にメインのビビンパを移し替えて調味料などを入れて混ぜて食べるのですね。早速やってみることにしましょう。

ふたを開けると、綺麗に盛り付けられたビビンパが登場。ほかほかです。こちらを隣の器に移します。

見た目はあまり綺麗じゃないですが、白い器に全部移したら、一緒についてきたごま油とコチュジャンを入れます。コチュジャンは好きなのですが、入れすぎると辛くなるので、調整しながら入れます。

これをスプーンで豪快に混ぜます!周りからもしっかり混ぜる音が聞こえるので、気にせずどんどん混ぜます。ビビンパはよく混ぜることで美味しくなると韓国人の友人に聞いたことがあります。いっぱい混ぜて食べてみると、美味しい!往路のサムパブに負けず劣らず本格的な味です。おかわりしたいほどでした。

美味しいご飯を食べた後、約7時間ほど寝たりしていると、最後の食事の時間がやってきました。2食目にはデジプルコギ(豚プルコギ)をチョイス。2食目にはパンとケーキがついてきます。

デジプルコギはかなりスパイシー!コチュジャンを少し入れて、ご飯と一緒に食べるといい感じでした。

機内食のためにアシアナ航空に乗ってもいい!

アシアナ航空の長距離便の機内食は、噂通り本格的な韓国料理でした。実は機内食だからとあまり期待していなかったのですが、実際は期待以上。むしろ、長距離便に乗るときはアシアナ便を選びたいほどでした。

今までで食べた機内食の中で、一番だったと言っても過言ではありませんでした。また、美味しいサムパブとビビンパが食べたいですね。

アシアナ航空

https://flyasiana.com/C/JP/JA/index

[All Photos by Kaori Simon]

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