2020年は見習いたい!できる人がさりげなく実践している上手なお願いの方法3つ

「上手なものの頼み方」にはコツがある

チーム内で気持ち良く仕事をするためにも、「上手な頼み方」を知っていると、頼む方も頼まれる方も気持ちよく仕事ができます。

もちろん、仕事の場面だけではなく、誰かに何かを頼む時どう頼むかによって受け手の印象は大きく変わります。

相手も嫌な気持ちにならず、快く引き受けてもらうための上手なものの頼み方にはコツがあります。

できる人はすでにさりげなく実践している3つの方法をお話します。

 

1 5W1Hを明確に

ものを頼む時の基本中の基本ですが、『何を、いつまでに、どのように誰に向けてやってほしいのか』、を明確に伝えることができる人は意外と少ないです。

例えば、「コーヒー買ってきて」とその一言だけで頼まれた場合、ホットなのかアイスなのか、ミルクやお砂糖はいるのか、どういう種類がいいのか、サイズはどのくらいか、いつまでに買ってきてほしいのか、全く見当がつきません。

もちろん受け手側もある程度、少ない情報から多くの情報を想像することは必要です。

例えば、筆者のように秘書として働いているのであれば、上司の好みを覚えて、「コーヒー買って来て」の一言で上司がどのようなコーヒーを求めているのか理解する努力も必要です。

ただ、すべての情報とは言わずとも、5W1Hをちゃんと伝えられる人は、受け手のこともしっかり考えているんだな、という配慮が伝わりますね。

 

 

 

2 +αの一言がやる気をアップ!

頼みごとが上手だなと感じるのは、「後でいいから」や、「お手すきの時でいいから」の一言です。

もちろん、特にスピード感を重視しない頼みごとである前提は必要になりますが、この一言を添えてもらうだけで、頼まれる方もやる気がアップすることは間違いなしです。

CA時代、いろいろなお客様からのいろいろなリクエストを一気に受け、プライオリティやお待たせしていないかを必死で考えている時、 「新聞持ってきてもらえる?後でいいからね」とおっしゃってくださる方には、こちらのことをさりげなく気遣ってくださる様子が分かり、 細やかな心遣いのできる方だな、と思ったものです。

また、不思議なことに、「後でいいからね」と言われる方が、すぐに持っていかなくては!と思ってしまうのも事実。

やはり、配慮していただいたことが分かると、それに応えたいと思いますよね。

この+αの一言を言えるか言えないか、そこに差を感じてしまいます。

 

3 やってもらって、ありがとう

上司が部下に仕事を頼むことは、業務指示だから当たり前。

お客様がCAに何か頼むことは、お客様なのだから当たり前。

もちろん、その考えは間違っていません。

ただ、そこに感謝の気持ちを表現できるかできないかで、人としての懐が垣間見えます。

「ありがとう」は簡単に言えると思っている方が多いですが、意外と簡単には言える方も少ないものです。

照れずに伝えることが大事!

頼まれごとを引き受けてくれた時、頼まれごとをやってくれた時、せめてその2回は「ありがとう」を伝えることができる人が、 人間として、細やかな部分への配慮が行き届いているなと感じます。

『やってもらって当たり前』という考え方ではなく、『やってもらってありがとう』の気持ちはお互い大事にしたいですね。

 

できる人は細やかな配慮ができている

3つのポイントはそれぞれ当たり前のことのように聞こえますが、意外と実践できている人は少ないものです。

仕事のできる人は、必ず細やかな配慮ができています。

こういった当たり前と思われがちなことだからこそ、気を付けて配慮していきたいですね。

 

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