【NHK紅白】King&Prince 故・ジャニー喜多川さんとの紅白出場秘話を明かす

昨年デビューした新人アイドルで、ぶっちぎり№1だったKing&Prince。デビュー曲「シンデレラガール」は、CD不況が叫ばれて久しい時代に、72万枚以上を売り上げるメガヒット。デビューイヤーに紅白初出場を決める“シンデレラボーイ”となった。

今年の楽曲は、出場2度目にして「King&Prince ~紅白スペシャルメドレー~」というぜいたくさ。さらに、紅組の坂本冬美が歌う「祝い酒 ~祝!令和バージョン~」にも、和太鼓パフォーマンスで花を添える。

リハーサルを終えたあと、囲み取材に応じた5人。神宮寺勇太は、「今日初めてステージ上でリハーサルさせていただいたんですけど、自分たちで言うのも何なんですけど、すごくいい感じの演出ができたんじゃないかなって思ってます」と自信満々。平野紫耀は、「本番は明日なんですけど、リハーサルからも緊張感が漂っていて、気が引き締まる現場になってるんですけど、明日は僕ららしさとキラキラした感じ、2曲やらせていただくので、2つの世界観を伝えられたらなと思います」と、らしさの表現を強調した。

岸優太が、「去年出させていただいたんで、多少慣れがあるのかなと思いきや、やっぱり新鮮なもので、ものすごく背筋が伸びます」と言えば、永瀬廉は「リハーサルしてワクワクして、明日の大みそか、この舞台に立たせていただけるんやって、すごいありがたい」と言いつつ、「個人的に一番今日印象に残ってるのは、横でずっと岸さんがトイレに行きたがってた(笑)」と暴露。関西ジャニーズJr.出身らしく、しっかり笑いを取った。

去年に続いて、パニック障害の治療のために、岩橋玄樹は休養中。5人でのパフォーマンスとなる。「でも、玄樹要素が衣装にある。角度によって、(岩橋の担当カラーである)ピンクに見える」(平野)、「ところどころで玄樹くんを感じてもらいたい」(髙橋海人)と、ジャニーズの王道であるキラキラパフォーマンスには、6人分の想いが乗っている。

キンプリは、故・ジャニー喜多川さんが手がけた最後のグループ。髙橋は、「(昨年)このNHKにジャニーさんがサーッと入ってきて、『キミたち、話があるんだけど…』って、コソコソと(紅白初出場を)教えてもらいました。『絶対内緒だよ。キミたち、出るからね』って」と、秘話を明かす。すかさず平野は、「小声すぎて、何言ってんのかわかんない」と笑いながら続け、亡き父とNHKホールの縁を振り返った。

20年の目標を問われると、最年長でリーダーの岸が代表して、「“超”と書いてスーパーと読んで、これからもスーパー頑張りますし、スーパー愛されたいので、スーパーよろしくお願いします」と、記者を和ませた。

“6人の”キラキラ王子様集団は、令和2年もアイドル界の最先端を疾走する。

(取材・文/伊藤雅奈子)

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