「いらっしゃい。いらっしゃい」。年の瀬の30日、長崎市新大工町の商店街では威勢のいい声が飛び交い、おせち料理の食材や正月飾りを求める人々でにぎわった。
「平井餅まんじゅう」の店頭には鏡餅やお雑煮用の小餅などが並び、家族連れや高齢者らがひっきりなし。店主の平井栄一さん(47)は「平和で健やかな1年を過ごしてもらいたいという気持ちを込めて餅を作っています」と話した。
臨時店舗を構える「喜助うどん」は、年越しそば用の麺やごぼう天などを販売。児島正吾社長(42)は「商店街では売り上げが年々厳しいという話も出る。それでも地元のお客さまを大事にし、元気に過ごしてもらいたい」と語った。
同市伊良林1丁目の主婦、前田邦子さん(78)は「(県外から来ている)孫が長崎の魚が大好きだから」と山芳鮮魚店を訪れた。ヒラスなど年末年始に欠かせない食材が並ぶ中、ナマコや中トロなどを購入した。
正月準備 にぎわう 長崎・新大工の商店街
- Published
- 2019/12/31 09:31 (JST)
- Updated
- 2020/01/02 08:54 (JST)
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