2019年で注目された宇宙記事を紹介。「ブラックホール」に強い関心

2019年のsoraeは宇宙開発や天文を中心に様々な「そら」に関するニュースをお届けしてきました。その中でも注目度が最も高かった5つの記事を紹介いたします。(2019年1月1日〜2019年12月31日公開の記事を集計)

■ブラックホールはどう見える? NASAが新しいシミュレーション動画を公開

■NASAの宇宙望遠鏡は見ていた! 恒星がブラックホールに引き裂かれるレアな現象

■ほぼ光速に達している。超大質量ブラックホールの自転速度を測定成功

NASAは7月3日、オクラホマ大学のXinyu Dai氏らによるX線観測衛星「チャンドラ」を利用した研究によって、遠方宇宙にある超大質量ブラックホールの自転速度を測定することに成功したと発表しました。ブラックホールの想像を超える「ほぼ光速」というインパクトが注目を集めました。

■未発見の「第9惑星」その正体は小さなブラックホールだとする説が登場

海王星よりも外側に存在するとされる未知の惑星が、実は小さなブラックホールなのではないかとする興味深い説が登場しました。学術誌「サイエンス」の電子版が9月27日付で報じたものです。「第9惑星」「惑星X」などと呼ばれるこの天体の正体は、ビッグバンと同時に形成された「原始ブラックホール」なのではないかという興味深いものでした。

■火星の穴掘りにまさかの事態。探査機インサイトのセンサーが地中から押し戻される

NASAの火星探査機「インサイト」の地中センサーがトラブルを乗り越え、地下に向けて前進を再開しました。しかし、地中からモールが押し戻されるといったトラブルが発生。「もしかして火星人が?」という想像を掻き立てられた方も多かったはずです。残念ながらこの記事では、火星人によるものではありませんでしたが、「インサイト」の自撮り写真も含め、今後の火星探査で明らかになる事実も楽しみですね。

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