リヴァプールが悲願の初優勝を目指して首位をひた走っているプレミアリーグ。
ここでは、『sportskeeda』による「プレミアリーグ史上最高だった途中投入選手」を見てみよう。
ロメル・ルカク
2012-13シーズン、WBA 5-5 マンチェスター・ユナイテッド
このシーズンのプレミアリーグ最終戦WBA対ユナイテッドは、サー・アレックス・ファーガソンの最終戦として記憶されている。だが、途中投入されたルカクの爆発ぶりも見逃されることはなかった。
香川真司に先制点を奪われるなど、1-3で前半を終えたWBA。後半頭から投入されたルカクはすぐにゴールを決め、試合の流れを引き戻す。
だが、ユナイテッドが2点を追加して2-5と再びリードを拡大。試合は残り10分を切るも、ユスフ・ムルンブ、さらにルカクが2発を叩き込むその全ゴールシーンがこれだ。香川のゴールは以下動画23秒~。
結局、リーグ史上に残る壮絶な撃ち合いは5-5で終了。WBAの驚異的な追い上げに大貢献したのは、後半だけでハットトリックを達成したルカクだった。
スティーヴン・ネイスミス
2015-16シーズン、エヴァートン 3-1 チェルシー
2015年9月、グディソン・パークでチェルシーを撃破したトフィーズ。
前半9分にMFムハメド・ベシッチが負傷すると、ロベルト・マルティネス監督はネイスミスの投入を決断する。
スコットランド人FWはその10分後にヘッドで1点目をマーク。その5分後には左足での低いシュートで2点目を奪う。さらに、後半37分に右足でネットを揺らしてパーフェクトハットトリックを達成。その全ゴールシーンがこれ!
ネイスミスにとってこれがキャリア初のハットトリックだった。また、翌年1月に売却された彼にとってエヴァートンで決めた最後の得点でもあった。
ロバート・アーンショウ
2004-05シーズン、チャールトン 1-4 WBA
2005年3月に行われた試合。残留圏まで勝点差5ポイントあったWBAにとって、プレミア残留に向けて非常に重要な対決だった。
チャールトン側に退場者が出た前半は1-1で終了。そのままのスコアで迎えた後半20分、残り時間25分となったところでアーンションが投入される。
ザンビア出身のウェールズ代表FWは73分、84分、90分と立て続けにゴールを奪ってハットトリックを達成!チームを1-4の勝利に導いた。その全ゴールシーンがこれだ。
小柄な快速FWはハットトリックの申し子といえるような選手だ。
FAカップ、リーグカップ、イングランドのトップ4ディビジョン(プレミア~4部)、そして代表戦の全てでハットトリックを達成した初めての選手になっているのだ。なお、この年のWBAは17位でプレミア残留を決めている。
ジミー・フロイト・ハッセルバインク
2003-04シーズン、チェルシー 5-2 ウォルヴァーハンプトン
2004年3月に行われたこの試合、当時のブルーズ監督はクラウディオ・ラニエリだった。指揮官は下位に低迷する相手との対戦でハッセルバインクを休ませベンチに置く。
だが、驚くべきことにチェルシーは後半途中に逆転を許す。1-2とリードされた後半15分、チームを救うためにオランダ人ストライカーが投入される。
フランク・ランパードが同点弾を決めた後、ハッセルバインクは77分、87分、90分とゴールを奪取!5-2の逆転勝利に導く救世主になった。
特にハットトリックのなかでも1点目のゴールは美しすぎる一撃。この年を最後にチームを去ったハッセルバインクはブルーズで通算88ゴールを記録した。
オレ・グンナー・スールシャール
1998-99シーズン、ノッティンガム・フォレスト 1-8 マンチェスター・ユナイテッド
今回の5人のなかにスールシャールがいるだろうと思った人も多いだろう。
スーパーサブとしてゴールマスターだった彼はこのノッティンガム戦でもそれを証明してみせた。
後半27分に投入されたベイビーフェイスアサシンは80、88、90、90分に得点を奪取して4ゴールを叩き込んだのだ。そのシーンがこれ。
プレミアリーグでは途中投入から通算17ゴールを決めたスールシャール。だが、彼史上最高の途中出場は、この年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝バイエルン戦だろう。
後半アディショナルタイムに逆転したカンプ・ノウでの一戦で、81分に投入されたノルウェー人FWは伝説的な貢献を見せた。