近畿の社長は近大出身が最多 全国では日大がトップ、調査会社調べ

近畿の社長出身大学上位10校

 帝国データバンクがまとめた近畿地区企業の社長出身大学の2019年調査によると、近畿大が4122人で首位だった。京都勢では同志社大が2969人で2位だったが、上場企業社長の出身大学ではトップだった。

 近畿の社長全体では、近畿大と同志社大に次いで、3位が関西大(2908人)、4位が関西学院大(2123人)、5位が甲南大(1952人)だった。
 京都の大学では、6位立命館大(1858人)、8位京都産業大(1253人)、12位龍谷大(787人)、13位京都大(722人)がランクイン。京都大は国公立大の中ではトップだった。
 上場企業に限定すると、首位の同志社大は33人。2位は関学大(25人)、3位が慶応大(22人)と続き、4位に京都大(21人)が入っている。京都の大学では、立命館大が11位(10人)、京都工芸繊維大と京産大が19位(4人)となっている。
 年商規模別では、「10億円未満」と「10億~50億円未満」では近畿大が最多。「50億~100億円未満」と「100億~500億円未満」では、同志社大がトップとなった。「500億円以上」では、京都大が首位で、年商規模が上がるにつれて国立大がランクインする傾向がみられた。
 業歴別は、近畿大が100年未満までは全てトップだったが、100年以上の企業では、同志社大が最も多く、老舗企業に同志社出身者が多いことが分かった。
 調査は、近畿2府4県に本社を置く企業のデータから社長約4万5千人の出身大学を集計した。
 また、東京商工リサーチによる「2019年全国社長の出身大学調査」(調査対象26万3690社)によると、1位日本大(21581人)、2位慶応大(10650人)、3位早稲田大(10441人)。京都勢では、9位に同志社大(4967人)、15位に立命館大(3388人)が20位以内にランクインしている。

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