新年の誓い 力強く揮毫 長崎西高書道部

力強く新年の誓いを書き込む長崎西高書道部員=長崎歴史文化博物館

 長崎県長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館で3日、県立長崎西高書道部のパフォーマンス書道があり、部員12人が新年の誓いを力強く揮毫(きごう)した。
 同館が正月にふさわしいイベントを開こうと、2014年から同校書道部に依頼し毎年開いている。7回目の今年も、はかま姿の部員が午前、午後の2回、軽快な音楽に合わせて縦約3メートル、横約5.40メートルの紙に筆を走らせた。
 午後の部は部員が新年の誓いを揮毫。息を合わせ「あの頃の弱気な自分 変わりたいと思った 手の中には僅かな勇気 仲間とともに一歩前へ これが私たちの始まりだ」と書き終わると、見守った約70人が大きな拍手を送った。
 誓いの文言を考えた1年生の荒川菜々美さん(15)は「昨年できなかったことを今年また頑張ろうという思いを込めた」と説明。2年生で部長の川中奈都実さん(17)は「出来は最高。気持ちを新たにできた」と話した。

© 株式会社長崎新聞社