知らないと損する英会話術(3):「うーん、微妙・・・。」って、なんて言う?

海外で初めて食べたものの味がイマイチだったとき、ショッピング先で「これ、どう?」と勧められたけれど正直自分の趣味にあわなかったときなど、失礼のないように微妙であることを遠回しに伝えるためには?今回はそんな場面でのお役立ちフレーズを紹介します。

イマイチの直訳はNot good

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食べ物や洋服の趣味などの感想を求められたときにイマイチ(よくはなかった)と言いたいときの直訳はnot goodです。しかし、この言い方だととてもダイレクトに聞こえてしまいます。そこでまずおすすめする簡単英会話術は、間にthat かveryを入れること!すると若干ですがきつさが和らぎます。

例)It wasn’t that good. (それほどよくはなかった。)

Yes and no(よくも悪くもあった)so so(まあまあ)というのもよく聞く表現ですが、明らかにネガティブな印象が残る言い方です。友達や知人とレストランの食べ物について、もしくはその場にはいない人に関わることで使うことは問題ないですが、面と向かって会話している人を評価する際に使うにはためらわれるフレーズです。

初めて食べたご当地グルメ。感想は「微妙・・・。」英語で表現するには?

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初めて挑戦する海外でのご当地グルメ。旅のだいご味とも言えますが、ときには微妙なものってありますよね?筆者もイギリスでライスプディング(ミルクがゆにお砂糖がたっぷり入ったデザート)を食べたとき「何これ?微妙・・・。」という感想を持ちました。相手にネガティブな印象を与えすぎずにこのニュアンスを伝えるのにぴったりなフレーズふたつをご紹介します。

It is interesting. (予想と違っておもしろい味がする。)

It is different. (初めて食べる違う味がする。)

このinteresting とdifferentは、相手にネガティブな印象を与えずに「予想とは違った慣れないおもしろさがある(=でも、さほど好みではない)」ということを伝えることができるとても便利な単語です。

逆に、おすしなどの日本食に挑戦した外国人がinteresting もしくはdifferent を感想として使った場合は、お気に召さなかったと理解してよいでしょう。

自分の趣味ではないものを進められたときに便利なフレーズ

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外国のショップで店員さんに「このワンピース、とっても素敵。似合うと思いますよ~!」と強引に勧められたものの正直自分の趣味じゃない!というときなんと答えますか?こんな時便利なフレーズは、I am not sure about it.(なんとも言えないな=ピンとこない、好きじゃない)。少しあいまいな感じもしますがこれを言えば「あぁ、好みではなかったのね。」と理解してもらえます。

ただ親しい友達同士でなら、Not really my style. It suits you more!(私の趣味じゃないの。あなたにこそ似合うと思うよ!)と正直に言うことももちろんOK。

「イマイチ、微妙」というニュアンスを伝えるのに便利なフレーズを使ってコミュ力アップ!

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食べ物やアクセサリー、洋服の趣味などの感想を言う際にgood もしくはbadという表現だけでなくinteresting とdifferentなどを知っているとイマイチ、微妙といったニュアンスを上手に伝えられとても便利です。ご自身が「うーん、微妙」というときはもちろん、外国人のお友達が使った際にもそのニュアンスをくみ取ってあげることでよりコミュ力の高い英会話術を身に着けていきましょう!

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