今週は天気の周期変化で少雪傾向継続

上空を寒気が通過した影響で、東京でも1月4日夜遅くに初雪を観測しましたが、今冬の特徴は、北日本を中心とした西高東低の気圧配置であることが多く、寒気があまり南下してこないことです。このため、気温が高めに経過し、普段は雪が降る多雪地帯でも雨が降ることがあり、東北地方の山沿いを除いて、軒並み平年を大きく下回っています。
北日本から北陸に雪を降らせている冬型の気圧配置は5日までで、6日以降は、高気圧と低気圧が交互に通過する見込みです。高気圧が通過するときは晴れ、低気圧が通過するときは南から暖気が入って雨ですので、北日本から北陸での少雪傾向はなかなか解消されません。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 各地の10日間予報(ウェザーマップによる)

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