スター三塁手・ドナルドソン ブレーブスとの再契約が濃厚に

ブレーブス、ナショナルズ、ツインズの3球団による争いとなっていたジョシュ・ドナルドソンの獲得レースだが、ブレーブスとの再契約が濃厚となった。現在34歳のドナルドソンは、総額1億1000万ドル前後の4年契約を求めていると報じられており、自身の要求に近いオファーを待ち続けていると見られる。ここにきてナショナルズとツインズが撤退に向けた動きを見せ始めており、2球団に遅れて4年契約をオファーしたブレーブスが再契約に成功しそうな気配が漂い始めている。

スター・トリビューンのフィル・ミラーによると、ドナルドソンはツインズへの移籍には興味を示していないという。ツインズは年平均2000万ドル以上の4年契約をオファーしたと見られるが、獲得の見込みがないことを察知し、すでにドナルドソンに代わる正三塁手候補の獲得に向けて動き始めているようだ。ツインズは今オフ、正一塁手のC.J.クロンが退団しており、三塁手を獲得して正三塁手のミゲル・サノーを一塁へコンバートする方針だ。

一方、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、ドナルドソン側がナショナルズを移籍先の選択肢から排除していないことを伝えている。しかし、ナショナルズはスターリン・カストロ、アズドゥルバル・カブレラと2日連続でフリーエージェントの内野手との契約合意が報じられており、争奪戦から撤退する準備を着々と進めている。プロスペクト内野手のカーター・キーブームも控えており、無理をしてまでドナルドソン獲得を目指すことはなさそうだ。

以上のことから、現時点ではドナルドソンはブレーブスとの再契約が最有力であると考えられている。以前からドナルドソンはブレーブスとの再契約を望んでおり、頑なに4年契約のオファーを拒絶していたブレーブスも、ここにきて4年契約をオファーしたことが報じられている。相思相愛の関係にある両者が契約合意に達する日は、そう遠くないのかもしれない。

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