新年の夢 筆に託す 平戸で書き初め大会

参加者が書き上げた力作=平戸市多目的研修センター

 子どもらが新年の夢や願いなどを筆でしたためる「2020新春書き初め大会」が4日、長崎県平戸市辻町の市多目的研修センターであり、思い思いの言葉を力強く書き上げた。
 同センターが公民館講座の一環として毎年開催。市南部地区の書道教室に通う小学1年から一般までの68人が参加した。真剣な表情で筆を執り、「平和な国」「信じる道」などの言葉を記した。最後に縦約1.5メートル、横約6メートルの紙に「勇気」「挑戦」などと全員が寄せ書きした。
 「宝船七福神」と書いた市立志々伎小6年、柴山結衣さん(12)は「皆さんに幸せが訪れるようにと思いを込めた」と話した。講師を務めた大石萌蘭(本名・妃富美(ひとみ))さんは「書き手の心の成長を感じるのがうれしく、元気をもらえる」と感想を口にした。
 すべての作品を14日から2月4日まで同センターに展示する。

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