「トンビより高い」 大空舞う、たこに歓声 三笠で教室

雲一つない青空に手作りのたこを揚げて楽しんだ=横須賀市稲岡町の三笠公園

 横須賀市稲岡町の三笠公園と記念艦「三笠」で5日、新春たこあげ教室が開かれた。親子連れが参加し、晴れ渡った港町の空に手作りのたこを揚げて楽しんだ。

 参加者は、和たこの普及活動をしている「日本の凧(たこ)の会」のメンバーの指導を受け、三笠艦内でたこ作りに挑戦した。和紙にアニメのキャラクターやイラストなど好きな絵と文字を描き、竹ひごとたこ糸を付けて完成させた。

 その後、同公園内の中央広場で早速たこを揚げた。適度な風のある絶好のコンディションに恵まれたため、たこは青空に高く揚がり、子どもらは「(飛んでいる)トンビより高いよ」「落ちちゃう」などと歓声を上げていた。

 母親といとこと参加した市内の小学3年の市川勇太君(8)は「作ったのは初めて。高く揚がってとても楽しい」と目いっぱいたこ糸を伸ばしていた。

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