憲剛ら著名人が描いた絵馬が一堂に 入札で販売も

285枚の絵馬が並ぶ境内=川崎市川崎区の稲毛神社

 各界の著名人が描いた絵馬285枚が、川崎市川崎区の稲毛神社境内で展示されている。絵馬は入札形式で一般販売され、収益は東日本大震災の被災者支援に寄付される。

 今年で42回目の恒例行事。バスケットボールBリーグ川崎ブレイブサンダースのニック・ファジーカス選手や、サッカーJ1川崎フロンターレの中村憲剛選手ら川崎ゆかりのアスリート、文化人らによる色とりどりの絵馬が並ぶ。

 東京五輪での活躍が期待されるファジーカス選手は「BE READY」、けがからの復帰を期す中村選手は「復活」としたためた。川崎らしく競馬関係者の絵馬も多く、今年は初めて世界屈指の騎手といわれるランフランコ・デットーリ騎手の絵馬も展示。人気を集めている。

 例年250枚程度で推移してきた絵馬だが、今年は20枚近く多い展示数となった。稲毛神社の市川和裕禰宜(ねぎ)は「東日本大震災の被災者支援で行っている絵馬展だが、昨年は台風被害など多くの災害があったこともあり、協力していただける方が増えたのかも」と話している。

 同神社での展示は7日まで。9日から31日まで川崎モアーズでも展示される。入札はモアーズでも受け付ける。

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