復興願う「湖水開き」

富士山を背に湖を疾走する大学生=箱根町の芦ノ湖

 今年1年の漁業や水上レジャーの安全を祈願する「湖水開き」が5日、箱根町の芦ノ湖畔で行われた。

昨年10月の台風19号の影響で氾濫した湖の平穏も願った。湖周辺の観光協会などでつくる芦ノ湖・芦之湯地区観光連絡協議会の主催で62回目。

 地元事業者や大学生ら約130人が参加。箱根神社の宮司らによる神事が執り行われた後、神主姿の大学生が水上スキーで勢いよく疾走しながら芦ノ湖をはらい清めた。

 大役を務めた国学院大学1年の佐藤由都さん(20)は「(芦ノ湖周辺で)被災した人の復興とさらなる箱根の発展を願って滑った」と話していた。

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