【MLB】レッズ加入の秋山翔吾、外野争いは強敵揃い? 地元メディア「まだFAオズナにも…」

レッズとの契約合意が報道された秋山翔吾【写真:荒川祐史】

秋山は「外野3ポジションでプレーできる選手、ラインナップに理想的にフィット」と高い評価も…

 レッズと3年契約を結んだ秋山翔吾外野手だが、出場するためには外野手争いに勝ち抜かなくてはならない。秋山を含めて候補は5人となり、さらに“ダークホース”も隠れている。地元メディア「シンシナティドットコム」は、この外野手争いについて考察している。

 外野3ポジションの候補には、ニック・センゼル、ジェシー・ウィンカー、アリスティデス・アキーノ、フィリップ・アービンがいるが、記事では秋山について「外野3ポジションでプレーできる選手と見ており、NPBでの高い出塁率を持ち込むことができれば、ラインナップに理想的にフィットする」と高く評価している。

 昨季のレッズは左翼ではウィンカーが離脱するまで、右打者のアービンとプラトーンで起用。そのため「レッズはウィンカーとアキヤマを左打者の選択肢として、プラトーン起用を多用する可能性がある」という。また、アービンが対左腕に苦戦していることにも言及している。

 中堅手を務めたセンゼルは8月以降スランプと怪我があったが、「健康であればレギュラー選手となるだろう」と予想。昨季の新人で右翼手のアキーノはデビュー10試合で7本塁打の衝撃デビューを飾ったものの、8月からの2か月間しか実績がなく「スタメン確定とならないが、昨季の2か月に近いレベルのプレーができるか長い目で見ることになる」と指摘。

レッズはまだ外野手の補強も視野「マルセル・オズナに興味を示している」

 秋山はNPBでは中堅手としてプレーしたものの「両翼の方が適していると思っているスカウトたちもいる」とし、どのポジションで起用されるかは未知数。秋山については打撃、守備のみならず毎年12盗塁以上を決める走力にも注目しており、「レッズは2020年シーズンへの期待が高まる中、アキヤマが即戦力になることを必要としている」と大きな期待を寄せている。

 しかし候補はまだいる。レッズは秋山と契約合意したにも関わらず、「まだFA外野手マルセル・オズナに興味を示していると報じられている」という。オズナはここ2年は左翼手を務めたが、中堅をメインに右翼手もこなしていた。昨季は打率.241、29本塁打を放っている。

 オズナを獲得するのであれば、少なくとも外野手1人をトレードで放出することになる可能性が高く、その場合はセンゼルが最も興味を集める可能性がある。いずれにせよ5選手での争いになることは間違いないが、強敵揃いの外野争いになりそうだ。(Full-Count編集部)

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