結婚発表の斎藤佑、トレードで復帰の12年MVP左腕…日ハムの20年カムバック候補

日本ハム・斎藤佑樹【写真:荒川祐史】

斎藤佑は大晦日に結婚を発表、松本、谷口は故障からの復活を目指す

 2019年はパ・リーグ5位に沈んだが、栗山監督の球団最長9年目の続投が決定した日本ハム。2年ぶりCS進出を果たすためには、怪我や不振からの復活を目指す選手の活躍が欠かせない。ここでは2020年のカムバックに期待がかかる選手たちを取り上げたい。

○斎藤佑樹投手(31歳)

 2006年に早実で夏の甲子園を制し、“ハンカチ王子”として注目を集め、早大に進学。2010年ドラフト会議では4球団競合の末に日本ハムに入団した。1年目から先発ローテーションで6勝、2年目には開幕投手も務めたが、ここ2年間は1軍での勝利から遠ざかっている。大晦日には結婚も発表し、心機一転プロ10年目に突入する。

○吉川光夫投手(31歳)

 2012年には25先発で14勝5敗、防御率1.71の圧倒的な活躍で、最多勝、MVPを受賞した左腕。2016年オフにトレードで巨人に移籍したが、新天地では結果を残せず、昨季途中にトレードで復帰した。2球団で13試合に登板して0勝4敗3ホールド、防御率7.94に終わり、復帰2年目での巻き返しを狙う。

○松本剛外野手(26歳)

 2017年に115試合に出場して打率.274とブレークしたが、昨年7月に右肘関節遊離体切除、ドリリングの手術を受けて1軍出場は4試合に終わった。12月には入籍していたことも発表し、心機一転レギュラー再奪取を目指す。

○浅間大基外野手(23歳)

 高卒1年目の2015年に46試合に出場して打率.285をマークした才能の持ち主。2軍では好成績を残しているが、1軍のレギュラー定着には至っていない。昨季はレアードの抜けた三塁に挑戦するも、故障離脱などで自己最少の19試合で打率.167に終わった。今季は本職の外野でのレギュラー争いに食い込みたい。

○谷口雄也外野手(27歳)

 2016年に自己最多の83試合に出場し、レギュラー定着を目指した2017年3月に右膝前十字靭帯損傷で手術を受けた。2017年は1軍出場なし、2018年は6試合の出場に終わったが、昨季は30試合で2本塁打と復活への足掛かりとなった。(Full-Count編集部)

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