島鉄にバス増便要望 雲仙市長

 ダイヤ改正に伴い島原鉄道の路線バスが減便した区間について雲仙市の金澤秀三郎市長はこのほど、島原市弁天町の同社を訪れ、路線バスの増便とバス停の名称変更を申し入れた。
 島鉄は昨年10月、雲仙市国見町の多比良港を経由する島原-多比良-諫早線(47.2キロ)を、従来の15便から3便に減便した。同路線は鉄道が並走する区間。ダイヤ改正と合わせて50カ所のバス停の名称を変更した。
 金澤市長は「経営改善は理解するが、市民の足を確保する観点から便数回復を検討してほしい」と要望。市内2カ所のバス停について、変更前の名称に戻すことも求めた。永井和久社長は「まちづくりへの役割などを考慮しつつ、行政と協力して着地点を探っていく」と応じた。

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