神奈川県は6日、豚コレラ(CSF)対策で県内の飼育豚を対象にした初回のワクチン接種が終了したと発表した。昨年12月24日から14日間で、横浜や藤沢市をはじめ県内17市町村にある73農場などの計5万2699頭に接種した。
県畜産課によると、哺乳期の豚は対象外のため、今月中旬以降に離乳後の豚を対象に随時接種していく。また、母豚は半年ごとに接種するという。
豚へのワクチン接種を巡っては、農林水産省が昨年12月、CSF発生確認地域に隣接する神奈川など8都府県にも拡大することを決定。国から備蓄ワクチンの提供を受けた県が接種を実施した。県内では豚や野生イノシシのCSF感染は確認されていない。