「もはや殺人行為だ!」 レストランがアレルゲン表記に誤り ホテル側のアナフィラキシー症状が出た客への対応が問題視

あってはならないってことを理解せよ!(写真はイメージです)

レストランのアレルゲン表記に誤りがあり、アナフィラキシー症状が出たと訴えるツイートが話題となっています。投稿者が誤表記の危険性を指摘するも、レストラン側から謝罪などは一切なかったようで『その重大さを理解していない』と怒りを露わにしていました。

問題となっているのは、浦安にあるというホテル内のレストラン。エビやカニに対しアレルギーがあるという投稿者がそこで食事をした際、頼んだ中華丼に海老が入っていたとのことでした。

投稿者はアレルゲン表記を確認してメニューを選び、その中から海老の表記がなかった中華丼を注文したそうです。投稿されたメニューの写真を確認してみると、醤油ラーメンや海老炒飯には海老が表記されているものの、中華丼には確かに海老の表記がありません。

しかし、運ばれてきた中華丼をいざ食べてみると、中からは入っていないはずの海老が出てきたというのです。

この状況に投稿者は、その危険性をレストランの支配人に指摘します。しかし、支配人からは『貴重な意見をありがとうございます!』『中華丼には海老が3匹入っております!!』といった言葉が笑顔で返ってきたとのことでした。

その後、投稿者は嘔吐や蕁麻疹等のアナフィラキシー症状が出たため緊急外来を受診。しかし、この状況になっても支配人からは謝罪や体調を気遣う言葉などはなく、保健所に届けをだしていいかといった問いに『ご勝手になさってください』といった言葉だけ返してきたそうです。

また、メニューのアレルゲン表記が杜撰なのは中華丼だけでなく、他のメニューも小麦粉や卵等のアレルゲン物質の表記が曖昧だったそうです。この一連のトラブルに、投稿者は『誤表記の状況は極めて悪質で、その重大さを支配人が理解していない』『ここまでめちゃくちゃなアレルゲン表記なら何も表記しない方が安全なレベル』と怒りを露わにしていました。

この被害を訴えるツイートが拡散されると、ネット上でも怒りの声が殺到します。

Twitterなどでは「ひどすぎる。死者が出ないと事の重大さに気が付かないのか」といった声をはじめ、

「命の危険に晒された上に、誠意ある対応もないなんて…」

「これはかなりやばいですね 飲食店のアナフィラキシーについての認知度はこんなに低いのでしょうか」

「もはや殺人未遂だと思います。未だ対応されてないとしたら、最悪人死にが出てしまう…他のアレルギー表示も疑わなくては…」

「私もアナフィラキシー起こすくらいのアレルギー持ちなので、これは衝撃です。なぜアレルギーがここまで軽視されるのか…」

「私もエビカニアレルギー持ちなのでとっても恐ろしいことだと思いました。私も普段は表示がない場合は直接店員さんに聞きますが、表示がある場合はその内容を信じてメニューを選んでいます。生死に関わることを理解して欲しいですね」

「ひっでぇとりあえず“クレームっぽいこと言われたからマニュアル通りで言っとこ”感が凄い…その言葉で片付けないで危機感と反省感をマジで学んでほしい。大変な事になるって分からない人が支配人…」

といったコメントが寄せられていました。

一歩間違えたら死に至る危険もあるアレルギーの問題ですが、一部ではいまだに理解が追い付いていない現状もあるようです。

しかし、食品を提供するレストランがアレルゲン表記を誤るなどあってはならないこと。それに加え、支配人のこのような対応が事実であるならば許されることではないでしょう。最悪な事態となる前に改善されるようにと願うばかりです。

その後、ホテル側から謝罪があったようです。(文◎絹田たぬき)

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