1年の豊凶を占う新春恒例の神事「的祭(まとまち)」が6日、田名八幡宮(相模原市中央区水郷田名)で行われた。4人の男児が放った計12本の矢のうち、9本が命中。「作柄は豊年満作。明るく楽しく素晴らしい年。天下太平で平和への道が開ける」との結果になった。
4人は父親に支えられながら、直径約1.8メートルの的に向かい、「天下太平」「地域の安全」「五穀豊穣(ほうじょう)」を祈る意味が込められた3本の矢をそれぞれ放った。的に見事命中するたび、観客から大きな歓声が起こった。
真剣な表情だった男児(4)は「楽しかった」とにっこり。氏子総代長(77)は「ほとんどの矢が命中し、今年は素晴らしい年になる」と話した。
的祭は市の無形民俗文化財に指定されている。