オリオールズが正遊撃手を確保 イグレシアスと契約合意

日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、オリオールズはフリーエージェントの遊撃手、ホゼ・イグレシアスと1年300万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したようだ。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、2021年の球団オプションが行使された場合、イグレシアスが2年間で得る総額は600万ドルになるという。正遊撃手が不在だったオリオールズにメジャー屈指の好守を誇る30歳の遊撃手が加わることになった。

昨季のイグレシアスは、レッズの正遊撃手として146試合に出場し、打率.288、11本塁打、59打点、OPS.724をマーク。146試合と530打席はともに自己最多で、そのほかにも安打(145)、得点(62)、本塁打、打点、長打率(.407)などの各部門でキャリアハイを更新した。また、自慢の遊撃守備でも守備防御点+8の好成績をマーク。攻守ともに充実の1年を過ごした。

昨季のオリオールズは、ルール5ドラフトで加入したリッチー・マーティンを正遊撃手に据えたものの、120試合に出場して打率.208、6本塁打、OPS.581と通用せず、正二塁手のジョナサン・ビヤーが73試合で遊撃手としてスタメン出場した。そのビヤーは今オフのトレードでマーリンズへ去っており、マーティンが遊撃の一番手、ユーティリティ・プレイヤーのパット・バライカが遊撃の二番手という状況になっていたが、無事に正遊撃手を確保。マーティンをマイナーで育成することも可能になった。

今オフのオリオールズは、レッドソックスと契約したホゼ・ペラザやアスレチックスからパドレスへトレードされたジュリクソン・プロファーの獲得に乗り出すなど、二遊間のグレードアップを目指していた。フリーエージェントのアデイニー・エチャバリアに興味を示していることも報じられていたが、イグレシアスとの契約合意により目標を達成。今オフのフリーエージェント補強は、右腕のコール・スチュワートに続いて2人目となる。

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