ナショナルズがテームズ獲得 ドナルドソンへの影響は?

日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの一塁手、エリック・テームズと1年400万ドル+相互オプション1年で契約合意に達したようだ。フェインサンドは、テームズの今季の年俸が300万ドル、来季の契約は年俸400万ドルの相互オプションまたはバイアウト100万ドルであることを伝えており、テームズに保証される金額は今季の年俸の300万ドルにバイアウトの100万ドルを加えた400万ドルとなる。

昨季のテームズは、ブリュワーズで自己最多の149試合に出場し、打率.247、25本塁打、61打点、OPS.851を記録。メジャー復帰1年目の2017年(138試合で打率.247、31本塁打、63打点、OPS.877)には及ばなかったものの、不振だった2018年(96試合で打率.219、16本塁打、37打点、OPS.783)からの巻き返しには成功した。

ナショナルズは現在、生え抜きのベテラン選手であるライアン・ジマーマンとの再契約に向けて動いており、ジマーマンとの再契約が無事に完了すれば、一塁でジマーマンとテームズのプラトーン起用が予想される。もしジマーマンとの再契約交渉が不調に終わったとしても、ハウィー・ケンドリックとプラトーンを形成することになりそうだ。

ジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているナショナルズだが、ここにきてスターリン・カストロ、アズドゥルバル・カブレラ、テームズと立て続けに内野手の補強を行っており、これをドナルドソン争奪戦からの撤退に備えた動きと見る向きもある。しかし、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、ナショナルズがドナルドソンへのオファーを取り下げていないことを伝えている。ただし、ドナルドソン自身はブレーブスとの再契約を望んでおり、依然としてブレーブスがドナルドソン獲得の最有力候補と見られている。

© MLB Advanced Media, LP.