在日コリアン女性と語る収容所のある社会!#FREEUSHIKU 2020年年始特別企画

#FREEUSHIKU 2020年年始特別企画、在日コリアン女性と語る、収容所のある社会「ここにいるすべてのひと、ここにくるすべてのひと vol.2」が2020年1月9日(木)LOFT9 Shibuyaで開催される。

死者を出しながら続く外国人の長期収容問題を少しでも打開したい。その思いは、戦後日本の制度の壁にぶち当たる。いま私たちが悩んでいる日本の収容や難民政策は、旧植民地出身者の排除をとおして成立した。現在もある大村収容所は、在日コリアンの排除に使われていた。

ハン・トンヒョンさんは、エスニシティや差別問題の研究者。入管問題と在日への差別について独自の発信をしてこられた。ヘイトスピーチと入管問題、在日コリアンと近年の新たな移民の収容問題は不可分であることを、ハンさんの言葉から学んでいる。

朴さんは、ご家族の語りに、女性として経験する一見個人的な苦しみと、歴史社会のなかで民族として経験してきたことの絡み合いを聞き取る。ハンさんが著書にまとめた『チマチョゴリの民族誌-その誕生と朝鮮学校の女性たち』も、女性の経験と民族差別の問題の絡み合いを示している。「移民社会」は、現在、たしかに新たな段階に入っています。収容の長期化も近年の変化の一つだ。でも、「移民社会」は21世紀に入って始まったわけではない。戦後民主主義がふくんでいた差別的制度に向き合ってきたマイノリティの人々がいるのだ。

戦後民主主義の時代に在日が、入管の最初のターゲットとされながらどう生きたか、制度の成り立ちとマイノリティの生活史を聞きながら、収容問題と粘り強く向きあい、一歩一歩進んでいく意志と知恵をみんなで学ぼう。

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