人吉市の球磨川で3日、新春恒例のカヌーの初こぎがあり、人吉高と球磨工高のカヌー部員約60人が力強くパドルをこいで今年の健闘を誓った。
市カヌー協会と両校の保護者でつくる後援会が、1年間の安全を祈り、OBや部員らの親睦を深めようと毎年開いている。部員らは、球磨川下りの人吉発船場にある水天宮で安全と必勝を祈願。約60隻のカヌーに乗り込むと、パドルを操って穏やかな水面を滑るように進んだ。
人吉高2年の鳥越天宮[ひろたか]主将は「先輩たちを超えるのが目標。インターハイでの優勝を目指したい」、球磨工高2年の榎田幸之甫[こうのすけ]主将は「県高校総体での総合優勝を意識して、日頃の練習に取り組みたい」と意気込みを語った。(吉田紳一)
熊本日日新聞 2020年1月4日掲載