対馬・鰐浦で最大瞬間風速32.4メートル 1月最高値 長崎県内各地で暴風

 前線を伴った低気圧が急速に発達しながら朝鮮半島から日本海に進んだ影響で、県内は8日、各地で暴風が吹いた。対馬市鰐浦で最大瞬間風速32.4メートル、島原で26.3メートル、対馬市美津島で25.2メートル、南島原市口之津で17.5メートルを観測。いずれも1月の観測史上の最高値を更新した。
 長崎地方気象台によると、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ。県災害警戒本部によると、暴風に伴うけが人や建物の被害はなかった。
 風と高波の影響で海や空の便に乱れが出た。オリエンタルエアブリッジは天候不良で長崎空港と五島、壱岐、対馬を結ぶ計12便を欠航。海の便は、九州商船の離島航路のほとんどが欠航した。

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