ブリュワーズ・カウンセル監督が契約延長 球団史上最長政権へ

日本時間1月9日、ブリュワーズは今季終了後に契約満了を迎えるクレイグ・カウンセル監督と2023年まで契約を延長したことを発表した。現行の3年契約は今季限りで終了するが、それに3年契約が追加される形となる。なお、カウンセルは2015年途中からブリュワーズの指揮を執っており、2023年まで監督を務めると在任期間が9シーズンとなって球団最長記録を更新する。

昨季のブリュワーズは89勝73敗でナショナル・リーグ中部地区の2位となり、第2ワイルドカードを獲得。地区優勝した2018年に続いてポストシーズンへ進出し、カウンセルはチームを複数回のポストシーズンへ導いた球団史上初の監督となった。その手腕を高く評価され、新たに3年間の契約延長を獲得。ブリュワーズでは1992年から1999年途中まで指揮を執ったフィル・ガーナーの8シーズンが最長政権であり、カウンセルにはこれを更新するチャンスが与えられたことになる。

カウンセルは現役時代、2004年と2007~2011年にブリュワーズでプレイ。2008年は内野の準レギュラーとして26年ぶりのポストシーズン進出に貢献し、地区優勝した2011年にも経験豊富なベテランとしてチームを支えた。要するに、ブリュワーズの直近4回のポストシーズン進出には選手または監督として、すべてカウンセルが関わっているというわけだ。

カウンセルは「みなさんがご存じのとおり、監督という仕事は保証がない。これまで我々は順調なステップを歩んできたと思う。ポストシーズンに進出してワールドシリーズを制するために、これを継続していきたいね」とコメント。「我々のミッションは前進することだ。そこに(契約延長という)安定性が加われば、チームを助けてくれる」と今回の契約延長を喜んだ。

今オフ、ブリュワーズは大きく選手を入れ替えたものの、クリスチャン・イェリッチ、ライアン・ブラウン、ロレンゾ・ケイン、ジョシュ・ヘイダー、ブランドン・ウッドラフといった主力選手は健在。まずは球団史上初となる3年連続のポストシーズン進出を目指す。

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