西武ドラ1宮川、“8割立ち投げ”もドラ5捕手絶賛「勢いのあるボール。圧倒された」

西武の新人合同自主トレに参加したドラ1・宮川哲とドラ5・柘植世那(左から)【写真:安藤かなみ】

西武の新人合同自主トレがスタート、ドラ1宮川「投手が6人。一番になって負けないようにやっていきたい」

 西武の新人合同自主トレが9日、所沢市内の球団施設で行われた。初日のこの日はドラフト1位・宮川哲投手(東芝)ら新人9名が参加し、約2時間半、汗を流した。

 ウォーミングアップを入念に行った後、ダッシュメニューやキャッチボール、ノックを行った9選手。最後は体幹トレーニングでプロとしての身体作りの基本を教えられた。練習の序盤に行われた40メートル走6本のランニングメニューに選手たちは早くもバテ気味だったが、最速154キロ右腕のドラ1・宮川は「今日はきつくなかった」と涼しい顔。全体練習が終わった後は「指先の感覚が悪かったので、確認したかった」とドラ5・柘植世那捕手(ホンダ鈴鹿)を立たせたまま追加で投げ込み、自主トレ初日からハイペース調整を行った。「8割くらいの力で投げた」という宮川の球を受けた柘植は「勢いのあるボールだった。受けた時は圧倒された」とその球威に驚きを隠せない様子だった。

 年末年始は遠投やブルペンでの立ち投げを中心に調整を重ねてきたという宮川。「投手が6人いるので、6人の中で一番になって、負けないようにやっていきたい」と意気込んでいた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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