2010年代「レアル・マドリー最高の補強」TOP11

2020年を迎えたサッカー界。さまざまなメディアでこの10年間を振り返る企画が行なわれている。

今回は『Planet Football』から「2010年代のレアル・マドリーで最高の補強ランキング」をご紹介する。

11位:アンヘル・ディ・マリア

レアル・マドリーでの彼のプレーについては忘れられがちであるが、所属した4シーズンでリーガ1回、チャンピオンズリーグ1回のタイトルを掲げた。2013-14はリーガのアシスト王であり、チャンピオンズリーグのベストイレブンにもなった。

ただ、そのチャンピオンズリーグ決勝がレアル・マドリーでの最後の先発出場となり、マンチェスター・ユナイテッドに去ってからはプレミアリーグで苦しい時間を過ごすことに。スペインに残っていたらどうだっただろうか…。

10位:メスト・エジル

サミ・ケディラの数カ月後、21歳でレアル・マドリーへとやってきたエジル。圧倒的なクリエイティビティを持つ彼は、モウリーニョ監督のチームで必要とされる典型的なタイプではなかったものの、重要な選手になった。

3シーズンで19ゴール47アシストを記録し、スペインでパサーとしての強力な資質を見せつけた。そしてアーセナルへとかなりの高額で移籍していった。

9位:イスコ

2013年夏、チャンピオンズリーグで印象を残したマラガからレアル・マドリーに加入。サンティアゴ・ベルナベウでは浮き沈みあるキャリアにはなっているが、いい意味で印象的な選手である。

ジネディーヌ・ジダン監督の第1期では重要なピースとして活躍。2018年からは徐々にペースダウンはしているが、その能力についてはまだ衰えはない。

8位:サミ・ケディラ

2010年のワールドカップを見た方ならば、若きサミ・ケディラがエキサイティングなプレーを見せたことを覚えているはずだ。彼は23歳でシュトゥットガルトからレアル・マドリーに加入し、モウリーニョ監督のチームをスペインの頂点に引き上げた。

チームに必要だったフィジカルとダイナミズムを中盤に加え、カルロ・アンチェロッティ監督にも重用された。怪我さえなければもっとスペインで活躍できたはずである。

7位:ダニ・カルバハル

レアル・マドリーの下部組織出身だが、2012年にレヴァークーゼンへ移籍し、その後買い戻されるという珍しい経緯を持っている。

派手さはないものの、堅実で非常に頼りになる選手に成長した。スターにはなり得ないとしても、彼がレアル・マドリーの成功に果たした役割は大きい。

6位:ギャレス・ベイル

人気はまったくない状況になっているが、それは実力の点で非難されているわけではなく、チームへの貢献度が忘れられているわけでもない。

2013年にトッテナムから当時の世界最高額で獲得されたベイルは、その価値を証明したというほどの絶対的な存在にはならなかったものの、重要なゴールを何度も奪ってきた。その事実は確固たるものである。

5位:ケイロル・ナバス

もしFAXが壊れていなければ、ダビド・デ・ヘアとの交換でイングランドへ行っていたかもしれないナバス。彼にとっては本当に運が良かった。

レバンテからレアル・マドリーにやってきた彼は4シーズンに渡って守護神を務め、3回のチャンピオンズリーグ優勝を経験した。ティボー・クルトワにポジションを奪われたことも、彼にとっては納得できない話だったはず。

4位:カゼミロ

少しばかり異論はあるかもしれないが、彼がもしレアル・マドリーにいなかったら…と考えれば、どれだけ重要な存在であるかがわかる。

中盤に大きなバランスを提供する選手であり、カゼミロのセットアップがなければレアル・マドリーが欧州のレベルで成功を収めることはできなかった…という見方もある。

3位:ラファエル・ヴァラン

10代でレアル・マドリーにやってきたフランス人DFヴァラン。レギュラーを獲得するまで数年間を要したものの、見事に重鎮ペペを追い抜き、重要なセンターバックとなった。

彼も決してスターと言える派手派手しさはないものの、実力の点では間違いなく世界屈指の存在だ。サンティアゴ・ベルナベウを離れたあとにもすぐに忘れられるような選手ではないだろう。

2位:トーニ・クロース

2014年のチャンピオンズリーグを優勝した時、レアル・マドリーは止まらなかった。必要はないと言われつつもバイエルンから3000万ユーロ(およそ36.3億円)でクロースを獲得し、中盤を強化した。

その期待にクロースは応え、レアル・マドリーの中盤の核として確固たる存在に。世界でも屈指のプレーメーカーとして実力を証明し続けている。

1位:ルカ・モドリッチ

他に誰がいると言うのだろう?トッテナムから3000万ユーロ(およそ36.3億円)で買われてからしばらく時間はかかったものの、それからのプレーについては誰も批判をすることはできないものだ。

リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドに独占されていたバロンドールを奪い返した2018年の栄光。多くのタイトルを手にした彼は、すでにレアル・マドリーの伝説である。

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