「風の宿り」完成 諫早にホテル兼モデルハウス 浜松建設

木材をふんだんに使った「風の宿り」エントランス棟=諫早市森山町

 住宅建築やリフォーム、造園業の浜松建設(濵松和夫社長)が新たに手掛けたモデルハウスを兼ねるライフスタイルホテル「風の宿り」が、長崎県諫早市森山町唐比(からこ)北の同本社隣に完成し、9日に内覧会があった。
 眼下に橘湾が広がる約1125平方メートルの敷地に、格子の扉を開くと開放的な景観が広がるエントランス棟、長大なテーブルで食事や会議も可能なキッチン棟、ジェットバス付きの露天風呂などがある宿泊棟の三つの木造平屋で構成。中庭にはコナラやモミジを植え、季節の移り変わりも楽しめるという。
 ホテル利用のないときは、木のぬくもりや自然光を取り入れるなど、同社が提案する「自然と一体になった暮らし」を体感できるモデルハウスとして活用する。
 濵松社長(53)は「モデルハウスのホテル運用は初めての挑戦。宿泊していただくことで、より実際の暮らしがイメージしやすくなる。最大10人まで利用可能なので、会社の研修会などさまざまな形で活用していただきたい」と話した。
 見学(午前10時~午後5時)は14日から開始。1組貸し切りタイプの宿泊(午後3時~翌午前11時、1~6人利用・税別6万円から)は4月5日からの予定。いずれも完全予約制で、問い合わせは浜松建設(電0957.36.2203)。

自然光を取り入れたキッチン棟

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