長崎県内最高峰の175点 選抜作家美術展 開幕 県美術館

多彩な秀作が並んだ県選抜作家美術展=長崎市、県美術館

 長崎県内最高峰の美術展「第15回県選抜作家美術展」(県、県文化団体協議会、県美術協会主催、長崎新聞社など後援)が9日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで始まった。洋画、書、工芸、日本画、彫刻の計5部門で、本県トップレベルの作品175点を並べた。
 同展運営委員会(江副功委員長)が、県内外の公募展などで実績のある県内在住の作家を選抜し、出品を依頼。今回は洋画63人、書69人、工芸16人、日本画19人、彫刻8人の計175人の秀作各1点を展示している。
 開場式で、江副委員長は「皆さんに十分満足してもらえると信じている。県芸術文化の振興や向上に寄与できる展覧会になるよう今後も力を尽くしたい」とあいさつ。日本画の出品者で、同展運営委員の城輝行さん(77)は取材に「画材を効果的に生かし切った作品ばかり」と語った。
 長崎会場は19日まで(14日休館)。22~26日、佐世保市の島瀬美術センターで佐世保会場展がある。いずれも入場料は一般・大学・高校生400円、70歳以上300円。中学生以下無料。

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