菜の花と富士山競演 横須賀・ソレイユの丘で見頃

見頃を迎えた菜の花=ソレイユの丘

 長井海の手公園「ソレイユの丘」(神奈川県横須賀市長井)で、菜の花が見頃を迎えた。昨年の台風19号の影響も懸念されたが、例年通り楽しめる見通し。かれんな黄色の花と、青空や富士山の鮮やかなコントラストが、訪れた家族連れらを楽しませている。

 園内の約4千平方メートルに、約10万本の菜の花が植えられている。同園によると、昨年10月の台風19号による塩害で茎などの生育への影響が心配されていたものの、今年に入り一斉に開花した。ピークは1月下旬から2月中旬の予定で、3月末まで楽しめるという。

 天気が良く空気の澄んだ日には、菜の花畑の向こうに富士山を望める。穏やかに晴れた9日に妻と訪れた同市の鈴木信之さん(72)は「初めて来たが、想像以上にきれい。菜の花と富士山を一度に見られて最高です」と笑顔だった。

 同園では3月31日まで、「菜の花まつり」を開催中。期間中は園内のレストランで菜の花を使ったメニューなどを提供している。問い合わせは、同園電話046(857)2500。

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