アストロズがレイズとトレード 右腕・プルーイットを獲得

日本時間1月10日、アストロズはレイズとのトレードを成立させ、マイナー2選手を放出して先発もリリーフもこなせる右腕、オースティン・プルーイットを獲得した。アストロズのジェフ・ルーノウGMは、トレードの成立を発表するとともに、プルーイットのロースター枠を空けるために右腕のディーン・ディーツをDFAとしたことを明らかにした。

現在30歳のプルーイットは、昨季レイズで14試合(うち2先発)に登板して47イニングを投げ、3勝0敗、防御率4.40、39奪三振を記録。先発、中継ぎ、抑えとあらゆる役割をこなすことができる便利屋的な右腕である。アストロズではブルペンの一角としてロングリリーフを中心に、ミドルリリーフや谷間の先発も担うことになりそうだ。

レイズが獲得したのはペイトン・バッテンフィールド(22歳の右腕)とカル・スティーブンソン(23歳の外野手)の2人。バッテンフィールドは昨年のドラフト9巡目指名で入団し、A級ショートシーズンで14試合(うち5先発)に登板して39回1/3を投げ、2勝1敗、防御率1.60、46奪三振をマーク。スティーブンソンは昨年7月のトレードでブルージェイズからアストロズへ移籍し、2球団のA+級で合計113試合に出場して打率.288、5本塁打、59打点、13盗塁、OPS.772という成績を残した。

今回のトレードはロースター枠の整理を意図したものであり、レイズはカージナルスとのトレードで獲得したホゼ・マルティネスとランディ・アロザレーナをロースターに登録するために、40人枠をあと1つ空ける必要があった。プルーイットはマイナーオプションが切れており、他球団へ流出するリスクを冒すことなくマイナーに降格させることができないため、今回のトレード要員になったと見られる。レイズは今回のトレードにより40人枠の空きが2つとなり、マルティネスとアロザレーナをロースターに登録することが可能となった。

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