豚コレラ 沖縄での感染受け 長崎県が防疫対策確認「侵入リスク高い」

 沖縄県うるま市の養豚場での豚コレラ(CSF)感染を受け、長崎県は10日、県庁で対策会議を開いた。畜産関係者らが発生状況の情報を共有し、防疫対策の徹底を確認した。
 国、県の担当者や県内の養豚業者ら約40人が出席。中村功農林部長は「本県への侵入リスクがさらに高まっている。絶対に発生させないための指導や施設の消毒など対応をしっかりお願いしたい」と呼び掛けた。
 長崎県側は9日時点で県内の養豚農場に異常はないと報告。参加者からは、ワクチン接種を進めてほしいとの意見が出た。
 長崎県畜産課によると、県内の養豚農場は90戸。廃業予定の養豚農場を除く87戸では、外部からの侵入を防ぐ防護柵の設置が本年度内に完了する見込み。

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