Dバックスがペラルタと3年2200万ドルで契約延長に合意

日本時間1月11日、関係者がMLB公式サイトのジェシー・サンチェスに伝えたところによると、ダイヤモンドバックスはデービッド・ペラルタと3年2200万ドルで契約を延長することで合意に達したようだ。ペラルタは今季終了後にフリーエージェントとなる予定だった。アリゾナ・リパブリックのニック・ピエコロは、ペラルタの今季の年俸が700万ドル、2021年と2022年の年俸が各750万ドルであることを伝えている。

昨季の年俸が700万ドルだったペラルタは、年俸調停期間のラストイヤーとなる今季の年俸を880万ドル前後と予想されていた。しかし、今回の契約延長により今季の年俸は据え置きの700万ドルとなり、フリーエージェントとなる予定だった最初の2年間も合計1500万ドルで買い取られる形に。今オフ、同じ外野手のコリー・ディッカーソンがマーリンズと2年1750万ドルで契約したことを考えると、ダイヤモンドバックスにとって美味しい契約になったと言えそうだ。

2018年に打率.293、30本塁打、87打点、OPS.868の好成績でシルバースラッガー賞を初受賞したペラルタだが、昨季は右肩の故障により3度にわたって戦列を離れ、99試合で打率.275、12本塁打、57打点、OPS.804に終わった。しかし、レフトの守備では守備防御点+10の好守を見せ、ゴールドグラブ賞を初受賞している。

ペラルタがメジャー定着を果たしたのはメジャー2年目の2015年で、この年は打率.312、17本塁打、78打点、OPS.893の好成績をマーク。2017年にも打率.293を記録し、メジャーでの6シーズンの通算成績は打率.290、85本塁打、OPS.824となっている。故障さえなければ攻守両面で安定した働きを期待できる好選手である。

なお、ペラルタは2004年9月にカージナルスと投手として契約したものの、ルーキー級より上の階級でプレイすることなく2009年5月に解雇。その後、母国ベネズエラのウィンターリーグや独立リーグで外野手として活躍し、メジャー入りを果たした苦労人としても知られている。

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