ツインズがサノーと3年3000万ドルで契約延長に合意

日本時間1月11日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ツインズはミゲル・サノーと3年3000万ドルで契約を延長することで合意に達したようだ。サノーには3年間で2700万ドルが支払われ、2023年の契約は年俸1400万ドルの球団オプションまたはバイアウト300万ドル。よって、サノーに保証されている金額は2700万ドルとバイアウト300万ドルを合わせた3000万ドルとなる。

現在26歳のサノーは、本来であれば2021年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定だった。今回の3年契約は年俸調停期間の残り2年とフリーエージェント期間の最初の1年をカバーすることになり、2023年の球団オプションが行使されれば、サノーがフリーエージェントとなるのは2年先延ばしの2023年シーズン終了後となる。

サノーは昨季、右かかとの故障により出遅れたものの、5月中旬に戦列復帰を果たし、105試合に出場して打率.247、34本塁打、79打点、OPS.923をマーク。本塁打、打点、OPSなどの各部門でキャリアハイを更新し、長距離砲として本格開花のときを迎えようとしている感がある。昨季同様のペースで打てるのであれば、今季はシーズン40本塁打以上を十分に期待できるだろう。

メジャーデビューを果たした2015年に80試合で18本塁打を放って新人王投票で3位にランクインし、28本塁打を放った2017年にはオールスター・ゲームに初選出。この年はホームラン・ダービーにも出場した。しかし、故障が多く、規定打席に到達したシーズンは1度もなし。本格的なブレイクイヤーを迎えるためには、故障なくシーズンを過ごすことが絶対条件となる。

なお、サノーは2016年にライトへのコンバートに失敗。今オフ、ツインズはジョシュ・ドナルドソンなど三塁手の獲得を検討しており、チームの補強次第では三塁から一塁へコンバートされる可能性がある。

© MLB Advanced Media, LP.