1区廣中 17年ぶりに区間新記録を樹立 長崎健闘10位 全国都道府県対抗女子駅伝

第1中継所へ向かって懸命にラストスパートする廣中(日本郵政グループ)=京都市

 第38回全国都道府県対抗女子駅伝大会は12日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)発着の9区間42.195キロで行われ、長崎は2時間18分8秒の10位だった。1区廣中璃梨佳(日本郵政グループ)は18分39秒で17年ぶりに区間新記録を樹立。史上初となる5年連続で区間賞を獲得して、3年連続で優秀選手に選ばれた。レースは京都が2時間16分15秒で3年ぶり17度目の優勝を飾った。
 長崎は廣中が2位に34秒差をつけてスタート。4~7区の選手もそれぞれ区間10位前後で粘ったが、4区終盤に首位を奪われると、その後は徐々に順位を落とした。最後は9区野上恵子(十八銀行)が区間9位と健闘したものの、8位以内入賞まで一歩届かなかった。
 京都は1区で首位と1分1秒差の18位と出遅れたが、5区三原梓(立命館宇治高)、7区村松結(同)の区間タイ記録などで猛追。8区でトップに立ち、アンカー一山麻緒(ワコール)がリードを守った。昨年16位の宮城が2位に躍進。アンカー新谷仁美(積水化学)が区間賞で追い上げた東京が過去最高の3位に入った。

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