長崎の魅力を発信できる存在に 大人への自覚と責任新た

式に出席する新成人=長崎ブリックホール

 成人の日(13日)を前に、長崎、佐世保市など県内5市3町で12日、式典があり、晴れ着やスーツ姿の若者らが大人への自覚と責任を新たにした。

 長崎市は茂里町の長崎ブリックホールであり、新成人約2320人が出席した。田上富久市長は「20歳という年齢は、まだ人生の始まりの時期。たくさんの体験を自分にさせて、それを元に自分を成長させることができる大人になってほしい」と激励した。
 新成人を代表し、県立大2年の北村拓樹さんが「長崎の魅力を発信できる存在になりたい。支えてくれた方への感謝の思いを胸に、新成人一同『ワンチーム』となって、日本だけでなく世界で活躍できる人材になる」と誓いの言葉を述べた。
 会場では色鮮やかな振り袖やスーツに身を包んだ新成人たちが、友人との久々の再会を喜び、記念写真を撮って楽しんでいた。
 長崎大教育学部2年の森田美帆さんは「両親に感謝の気持ちを伝えたい。1人の大人として自立できるようになり、将来はいつも笑顔で優しい幼稚園の先生になりたい」と語った。
 長崎市の新成人は3707人(男1828、女1879)。

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