冬休み期間中にも、第7回選挙ドットコムちゃんねるの動画をいくつか配信しましたが、2020年最初の番組動画です。
今年もどうぞ選挙ドットコムチャンネルをよろしくお願いいたします。
今回の中心テーマは「2020年の注目選挙スケジュール」。
本記事でも番組の内容をダイジェストでお伝えします。
まずは2020年、3人の抱負を発表!
乙武 「あけましておめでとうございます。今年も選挙をもっとオモシロクをテーマに、これまでにない切り口で選挙や政治家の情報をたくさんお伝えしていきたいと思います。
ということなんだけど、まずはそれぞれの今年の抱負でも聞いてみようかな」
千葉 「私は、今年は選挙のことをもっとたくさん知る年にします!」
乙武 「おお、いいねえ」
千葉 「衆院選で解散総選挙もあるでしょうし。
あと私、スピーチライターなので、できればスピーチとして面白いものをガツガツ何かやっていけたら、嬉しいですね」
松田 「私は昨年、ちょっと軽く絶望したことがありまして……。
(この悩みについては次回の番組で詳しくお伝えします)
今年は、そのあたりについてなにか挑戦できたらな~と思っています」
乙武 「ほほー、絶望とはなんか謎めいてるね、松田さん。
私はですね、まーそうだなあ。選挙がらみじゃない話なんだけど、今年はパラリンピックがありますよね。
ほっといてもオリンピックは盛り上がると思うんで、そのあとに続くパラリンピックでもどれだけ盛り上げられるかということで、それを熱く伝えていくというのを個人的にはがんばっていきたいと思っております!」
選挙イヤーの2019年が終わっても、注目選挙が続々の2020年
乙武 「さてさっそく今日のテーマ、行きましょうか。
2020年の注目選挙スケジュールです。
昨年は統一地方選もあって1500以上の選挙がおこなわれた年でしたけど、2020年はどんな年になるんでしょうか」
千葉 「今年の選挙スケジュールはこんな感じです。まずは1月から6月までの上半期ですね」
乙武 「越直美氏が不出馬の大津市長選挙が1月、京都市長選挙が2月。これは、以前に番組でも取り上げた注目選挙ですね」
松田 「2月には群馬県前橋市の市長選もありますね。3月は熊本県知事選」
千葉 「6月には、沖縄県議会議員選挙がありますね」
松田 「そして2月あたりに、国会解散、衆院選があるかどうか、ってところなんですけども。
解散スケジュールもいろいろ飛び交っているんですけど、冒頭新年会さんとか、予算を参院で通して2月解散、いや参院で予算を成立させて4月解散とかね。
いろいろな説が出ているので、今年前半で衆院選があるかどうかもまだ読めないところなんですが」
乙武 「松田さんがこの中で個人的に注目している選挙は?」
松田 「この中でいうと、混戦模様なのが2月に行われる前橋市の市長選挙ですね。
自民党が非常に強い群馬県の前橋市長選ですが、現職に対して自民党で新人が2人でそうなんですよ。
全体でも4人くらい有力な候補がいて、かなり混戦になるのではないかと個人的には注目しています」
乙武 「なるほど、また近づいてきたら詳しく解説していただきたいとおもいます。
6月に沖縄県議会議員選挙があるんですよね。
沖縄の選挙は、いつも注目されていますけど」
松田 「毎回非常に激しい選挙戦が繰り広げられるんですね。首長選でも衆院選でもそうなんです。
今回は、玉城デニー知事になって、初の沖縄県議会議員選挙ということで、これがどうなるかというのは1つポイントだと思います。
あと6月には港区の区長選挙もありますね。
東京23区の区長選でも非常に現職が有利なことが多いんですけど、この間は中野区の区長選で現職が負けることもあったので、波乱もあるかもしれません。
とくに6月だと7月5日に都知事選がありますから、その直前ということで注目度は高まりますね」
乙武 「なるほど、都知事選の前哨戦って感じになるのかな」
松田 「まだどういう構図になるのかわかりませんが、小池都知事を支持している都民ファーストの会が、港区長選に候補者を擁立・推薦するかどうかとか、多少なにか動きがあるのかなという感じですね」
東京都知事選は、各党で対抗馬擁立の動きはあるものの、小池氏有利は変わらず
乙武 「なるほど。そして東京都知事選が7月5日と」
松田 「これはもう7月5日で日程も確定していますんで、いろいろ報道も出ていますが。
自民党も都連は必ず候補を立てると。
で、野党系も小池さんに『ケジメ』をつけさせると言っている。
このケジメっていう表現もやくざ映画みたいでどうかとは思うんですけど、希望の党の分裂のきっかけになった小池さんの責任を問う、みたいなニュアンスですね。
それで野党系統一候補を立てるという動きもあります」
スタッフ――――菊池桃子さんとかですか?
松田 「あれはテキトーにいってるんですよ、マスコミが」(苦笑)
乙武 「鈴木大地さんとかね」
松田 「打診して断られている人もいますから。丸川珠代さんとかもそうですし」
乙武 「新聞報道とかでもれ伝わってくるのは、安倍さんが『いやー小池さんに勝てる人いないでしょ』って言ったとか、言わないとか。
自民党総裁がそういうテンションだと、いくら都連が独自候補を立てても、なんか党本部自体が本気になってくれないんじゃないかっていう風にも受け取れてしまうんですけど」
松田 「その辺はその通りじゃないですか。
自民党本部はあんまりやる気がないってのがすごく出てますから、都連が意地になって独自候補を立てるといったとき、本当に立てられるのかなとは思いますよね。
一説には、丸川珠代さん、まあすでに断って不出馬といわれてはいるんですが、今回仮に丸川さんが知事選の選挙に出て、もし負けたとしても代わりに衆院の選挙区に鞍替えするんじゃないかっていうのもありますね。
やはり参議院じゃなくて衆議院で出たいって思っている方はいるので、衆院への鞍替えを条件に出るんではないかと。
あとはほかに出る人がいないから、都議会議員の中で若手を出すんじゃないかとかですね。
都議会議員の選挙は、次は2021年にありますから、落選しても浪人が1年で済むんですね。
知事選では勝てないけども、都連がお金を全部出して、その候補も名前が売れて次の選挙では安泰だから、どうかというもっていきかた。
こういうケースがあるんじゃないかという憶測もあります」
乙武 「なるほど。でも丸川さんクラスだと、勝っちゃうかもしんないですよね」
松田 「どうですかね。今のところは、前月かな? 選挙ドットコムでもリサーチされていましたけど、現職の支持率はそこまで低くないんです。
逆に自民党が出て野党も統一候補を出してってなると、現職への批判票が割れるでしょうしね。
この状況だと、小池さん有利になるんじゃないかとは思いますけどね」